不帰ノ嶮縦走~2日目~

翌朝は4時に起床。山の朝は早いっ(笑)
起きたらすぐ朝食の準備に取り掛かります。
食事済ませないとパッキングが進まないのでd(^_^o)

周囲の迷惑にならぬようヘッドライトをナイトモード(赤色灯)にして食べますが赤いライトが食欲を削ぎます(苦笑)
食べ終わってテントから顔を出すと日が上り始めてました。

暗闇に現れた光の織りなす色調が綺麗です。
山の朝は気持ちイイ(^_−)−☆

朝日を受けて山も黄金色に染まりました。

6時ジャストにテン場を出発。
ひとまず第一休憩ポイントの“天狗平小屋”を目指します。
今日は雲一つない快晴で景色が最高☆

3時間ほどで主稜線に上がり、稜線伝いに進むと天狗平小屋があります。

今期の営業はすでに終了していましたが雪渓から引いた水場は使うことができました。

冷たくとても美味しかった~( ´ ▽ ` )

天候は最高のコンディションで素晴らしい眺望~♪
左端に遠く富士山、右端には槍ヶ岳を望みながらトレイルを歩きます。

右を向けば劔岳も!!!!

なんて贅沢なトレイルなんだ(*^^*)

しかし気持ちのいい稜線歩きもここからは一変します。

“天狗の大下り”という高低差300mの急斜面を下ります。
高さ20mほどの鎖場から始まり、なかなか緊張感のある下りが30分以上続き、体力と共に精神的にも消耗します。
安全最優先で写真は割愛しました。
下りきって振り返る天狗の大下りがこちら↓

しかしこれはほんの序章に過ぎません。
ここから先は後立山連峰最難度の難所“不帰ノ嶮”が始まります。

ギザギザしたラインを20kgのバックパック背負って登りますp(^_^)q

靴ヒモの締め直し、ザックの微調整とともに気も引き締めます。

しかーし、ここで大トラブル発生!!!!
ソロの先行者が高さ8mの岩場から滑落(*_*)
運良く骨折はなかったもののヘルメットを被っていなかったこともあり頭部から大出血。
至急レスキューキットを出し応急救護実施。
縫えば20針以上と目測できる酷い裂傷。
手術用手袋、ガーゼを使い直接圧迫し止血しました。
三角巾でガーゼを固定し意識レベルの再確認、上肢下肢の反応チェック。
話し合いの結果レスキューは呼ばず自力で下山とのこと。
謝礼金として5000円渡されそうになりましたが丁重にお断りし
「下山したらあと少し足してヘルメット買ってください」と言いました(^_^)
そして技術、装備ともに不足していたので厳重に注意させていただきました。
滑落現場はこちら↓

中央上端部から滑落して骨折しなかったのは「運が良かった」だけ。
命落とさなくてよかった。

レスキューで想定外の時間を取られ、ここからは大急ぎで進まないと下りのリフトに間に合わない(^^;;
「急いでいたこと」+「命最優先」のため写真はあまり撮れませんでしたが不帰の核心部である


この2つの峰は緊張感MAX(^^)
今回は冬の下見のための入山でしたが谷筋のラインなど確認でき大収穫でした☆


シュートが長いのでスラフの処理が重要ですね。

不帰を突破したあとは唐松岳から下るのみで危険箇所もないので飛ばしに飛ばしコースタイムを半分以上短縮しリフト乗り場まで小1時間で下山o(^_-)O
すんごい疲れました。。。

八方池は夕刻も綺麗ですね♪
振り返ると先ほどまで命をかけて歩いていた稜線がハッキリと見えました。

一番奥の高低差の激しいラインがそうですねd(^_^o)
天狗の大下りの下りっぷりが凄いっ☆

なんとか下りリフトにも間に合い無事に縦走を終えることができました☆彡

リフトでの下山は楽チンで病み付きになりそうですが、バックパックの重量超過で追加料金取られました(>_<)
15㎏以上の荷物の場合に掛かるようです。


飲み水が完全にカラになっていたので20㎏切ってますね(^_^)

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No title

すごい!!
応急処置もできちゃうのですね。
山岳ガイドなら当然v-91
でも、怪我された方はスギさんがいてくれて良かったですね。
どんな趣味でも遊びでも命を一番に考えないといけませんよね。
装備をケチって命を落としたのでは・・・v-12
もちろん不可抗力の場合もありますが・・・。

昨日白馬五竜のトレッキングから見た山を歩かれていた・・ということかしら。
唐松岳もきれいに見えましたよ。
駐車場で若い登山グループを見ました。学生かな。白馬(立山だったかな)から縦走してきたそうです。
女性もいました。
もっと早く山歩きに目覚めていたかったなぁv-8

「八方池」、来年は狙っていますv-398

フーカママさんへ

>フーカママさん
以前に日赤や東京消防庁で応急救護習っていたのでe-348
出血量もかなり多かったので事故者からすれば居合わせて良かったでしょうね。
頭部裂傷のみで済んだのが奇跡でした。
緊急事態に対応できるかは「道具そして経験(練習も含み)の有無」が明暗を分けると考えています。
大事なことは、準備が整っているかどうかですよね。
何はともあれ助かった良かった☆

FBで拝見しましたが五竜の紅葉綺麗でしたね♪
一週違うと全然違います。。。
唐松岳の奥のギザギザしたところがそうですe-271
私ももっと色々な山を登っておけば良かったと思う時もありますが、
楽しめる範囲で登っていきたいと思いますe-287
来年は紅葉の八方池ぜひ楽しんできてくださいe-133
プロフィール

スギ

Author:スギ
Natural life with Dogへ
ようこそ♪
趣味が高じ東京から長野に
移住した夫婦と
北海道犬“カムイ”の送る
日々を綴ります。

◎カムイ 2008年10月25日生
父:宗龍旺 母:来夢 稚内武方荘

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